うるせぇババァ!と言われました
今日、美容サロンで髪を整えた帰りに、
小学生の集団が後ろ向きに歩く遊びをしておりまして、
自転車で走行中のわたくしの方に接近して参りました。
わたくしは「危ない、危ない」と声を出して警告をいたしましたが、
彼らは遊びに夢中で聞こえていない様子で、
ますます接近して参りました。
ニートが児童にぶつかって怪我をさせてしまっては大変ですので、
わたくしは自転車を降りて集団を回避、
すれ違いざまに「前を向いて歩いてくれ」と申しました。
すると、一人の男児が
「うるせぇババァ!」
と暴言を吐いたのでございます。
なんということでしょう!
わたくしはアラウンドサーティー。
三十を超えたところから、
自身が立派なババァになりつつあることを
誰よりも自覚しておりますので、
この言葉に何のダメージもございませんでした。
むしろ、これで他人にも認められた立派なババァになれたと、
誇らしい気分でございました。
しかし、その直後に他の児童から、
「ババァじゃなくね?」
というツッコミが入ったのです。
なんということでしょう!
その議論にはわたくしが参加することは憚れます。
セレブニート、忍法聞こえないふりの術。
児童を横目に華麗にシャーッと
通り過ぎたのでございました。